小説版種死3巻を読みました。後藤リウ氏が凄いのか本編では伝わってこない登場人物の詳しい心情などが見事に伝わってきます。まあ、あんな本編じゃ何も伝わってこないと言えばそれまでですが…。
しかし、種というアニメは確か戦争の愚かさとかを描こうとした作品ですよね?それってやっぱ悲しみとか虚しさとかの心情からくるものだと思うんです。つまり、種を制作する上では登場人物の心情をより正確に視聴者に伝える必要があるってことになると思うんですがどうなんでしょ。本編でもそういうのはいくらか伝わってこないこともないですが、小説に比べたら圧倒的に伝達量は少なくなりますよね。これはメディア的に当然なんですが、そこら辺を考えると種ってアニメにする必要があるのかって話になるわけで。実際種も種死も小説版の方がアニメより面白いと思えちゃうんですよね。そこらへんも後藤氏の腕によるものかも知れませんが。これなら種はアニメで出さずに小説オンリーで出してたほうが批判は少なかったと思えたり。
まあ、何が言いたいかというと、種と種死を見てもうダメポとか思った人でも小説版を読んでみればまた違ってくるかもねってことです。